2016年5月6日金曜日

G.W特別読み物「薔薇の誓いのソウルセクレタ」後編

 多分これで最後ですw。長いのでたたみます!
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(オーシュ三差路にて)
レオナ:おい、帰りはあっちだぞ。

グランディス:・・・分かっている。

レオナ:・・・・・・。


(オーシュレオナルドエクスプレス前)
レオナ:1人ベデル、1人はヴァイロンでおろしてくれ。

レオナルド:いらっしゃいませ、大人2名、ヴァイロンとベデルですね。こちら
でしばらくお待ちください。

レオナ:分かった。

(オーシュレオナルドエクスプレス待合所)
レオナ:お前、自分の存在を否定したいと思った事はあるか?

グランディス:なんだ突然。

レオナ:良いから。あるのかないのか。
グランディス;無いと言ったら嘘になるだろう、きっと。

レオナ:きっと?

グランディス:私が思っているこの感情が、本物なのかどうなのか、自分でも
分からないという事だ。

レオナ:なるほど。

グランディス:だが、私は生まれたのだ。ついこの間な。

レオナ:は?

グランディス:ついこの間誕生日を迎えた。だから、これからまた新しく考えて
行けば良い。

レオナ:お前の元になった奴も、そんなに前向きな奴なのか?
グランディス:勿論。保障する。

レオナ:いや、保証されなくても私は一向に構わないのだが。

(ウスティウル前進基地船着き場にて)
グラングマ:はっくしょぉ~~~い!!!!!!
レスキューナイト:報告します!第3エリアの魔物の掃討、及び老朽化していた
ゲートの保全修理完了致しました!

グラングマ:あぁ、ご苦労さん。みんなもう帰って来たのかい?

レスキューナイト:はっ!

グラングマ:んじゃぁ、夕飯の食料でも確保しにいくかね。

レスキューナイト:かしこまりました!

(ヴァイロン船着き場)
レオナ:表向きは良い所なんだがな・・・、・・・この町は。フェロメ城も相当なものだろう。

グランディス:もうその名前で呼ばれる影は微塵も残っていない。モントロの力はすさ
まじい。あの力の影響で、未だに城界隈に凶悪なモンスターが跋扈(ばっこ)している。

レオナ:まぁ~~~・・・、こわ。
グランディス:お前の力、とくと見せてもらった。もし戦力が必要になった時は、お前
の力を借りたい。

レオナ:あなた、誰に向かって言ってるか分かってる?

グランディス:ああ。その時には、大公も、きっとお力を、
グランディス:って、あれ、確かこの辺りにいたはずなんだが・・・。

レオナ:・・・・・・ぷっ。
グランディス:何がおかしい!

レオナ:いえっ・・・、なにもっ・・・、ふふっ・・・。

グランディス:人を見て勝手に笑い出すとは、なんと非道な。
レオナ:非道・・・、か。・・・確かに、そういった意味では、私とお前は、『非道仲間』
かもしれないな。
グランディス:そうかもしれんな。ただ、自分がここにいていいのだと、思えただけ
まだマシだ。
レオナ:えっ・・・。

グランディス:どうした?お前、死んだ蛙のような目をしているぞ。
レオナ:・・・別に。・・・そろそろ私は行く。

グランディス:ああ。では私も・・・って
グランディス:はっ!
イオン:げっ!!!
グランディス;まぁ~!!!大公、お迎えに来て下さったんですね!?

イオン:いっ・・・いや、僕はただ単に、ここの木箱の裏が過ごしやすくて・・・!

グランディス:まぁ、私の腕の中が過ごしやすいだなんて、なんて嬉しい事を
言ってくれるんですか!!!

イオン:だからちがっ・・・・・・!ぐっ・・・!!!ぐるじいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
レオナ:(まさか、同じ事を思っていたなんて・・・。)

レオナ:(『非道仲間』の『非道』が、取れる日は来るんだろうか・・・。)


End!!!

2 件のコメント:

  1. 通りすがりの家門2016年5月6日 1:30

    いつもながらかわいそうな大公...じゃなくイオンw
    イオンの苦労が、いつか報われる日が来るといいなぁ(*´ω`)

    3部作楽しませていただきました!
    作る側も楽しそうですね♪

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    1. 最終的なオチは、当初思いついてなかったんですけど
      なんとなくこんな感じに・・・w。

      イオンと言えば、サントコスが今回来てるんだよな・・・。
      マケとにらめっこの日がまた始まるヨカーン

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